頚椎症

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頚椎の加齢による椎間板の変性などにより
頚部の痛みなどの症状が発現したもの
いわゆる『寝違え』的な症状を総称して
頚椎症と呼びます。

首や肩甲骨付近の痛みや
神経根や脊髄が圧迫されると
頚肩から腕や手にかけて痛みやしびれを
生じることもあります。

そもそも二足歩行に起き上がった為
重い頭部を細い首だけで支えることに
無理があるのでしょう。

多くの『寝違え』は
季節の変り目や首が疲れている時
特にソファで転寝などがきっかけに
発症することが多いようです。
長時間のPC操作などが
憎悪させることもあるのですが
当院では一歩踏み込んで
こんなケースが見られます。

ケース① ヘルメット

オートバイ愛好者、なかでもモトクロッサー
四輪であればラリースト、サーキット愛好家などが
もれなく首が悪いですね。
頭部への荷重に加え、振動を拾いすぎるのが
よくないのでしょう。
自転車なんかでも軽量とはいえ長時間になると
首への負担になるのかもしれません。

ケース② 縄跳び

普段行わない運動に垂直の衝撃の連続…
明らかに首に悪そうですね。
手軽なダイエットの一環として始めてみたところを
首を痛めるケースがあります。
首への負担を減らすべく
練習やら準備なんかが大切です。

ケース③ クランチ(腹筋)

仰向けから上半身を起こしてゆく運動ですが
耳の後ろで手を組んで頭部ならびに頚椎を保持する
あるいはしっかり顎を引いて首を保護することが
大切です。
本来は腹直筋あたりにのみ力が入ればよいのですが
何故か上半身、特に首を力んで痛めるケースが
頻出しています。

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頭蓋骨の中にある脳を
衝撃から守るため
上部頚椎にはショックアブソーバー的な
繊細な機能があると考えます。
そこに必要以上の振動や力みが加わることで
症状が引き起こされるようです。

良い姿勢を保つ

習慣的に顎をひく

就寝時に頚椎を休める

などが重要です。
 

身体を動かすのは良いことですが
痛めてしまったら元も子もありません。
運動前のウオーミングアップで
御自愛くださいますようお願い申し上げます。

やってしまったらカイロプラクティックへ!
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