伊藤萬株式会社

神戸大学農学部を卒業後
創業100年を越える当社に就職しました。
当時はバブルの嵐が吹きはじめ
売上、株価ともに右肩あがり
必ず上がるから
借金してでも買っておけといわれた転換社債
先輩方は小遣い稼ぎに
僕ら若手社員は家族に買わせたりして
それなりの恩恵を被った記憶があります。

名古屋支店から大阪本社に戻った5年目の秋
日経新聞に莫大な負債をすっぱ抜かれ
絵画取引、土地ころがし、迂回融資などが発覚
戦後最大の経済事件『イトマン事件』となったのです。
経営破綻したイトマンは住金物産(現;日鉄物産)に吸収合併
110年の歴史に幕を下ろしたのでした。

そんな社内がガタガタしていた時代から
走り始めた院長ですが
トライアスロンの師匠と出会い
入念な練習が必要なことを知り
煙草を止め、トレーニングに打ち込んだのでした。
社内のトライアスロンサークル『トムコリンズ』に籍を置き
当初は体育会系出身の後輩達に歯も立たなかったのですが
次第に頭角をあらわし、社内には並ぶ者もいなくなりました。

そして何度目かの転勤を経て
配属されたのが住金物産両国支店。
市川に部屋を借り
休日はもっぱら江戸川でトレーニングしていたのですが
支店の雰囲気に馴染めず
総武線の通勤も苦痛で
ついに退職することを決意しました。

伊藤萬→イトマンは
住金物産→日鉄住金物産→日鉄物産
親会社の合併を経て次々と社名を替え
院長の在籍していた繊維事業は
三井物産アイ・ファッションとの事業統合により
MNインターファッションとなったそうです。




院長の社会人としての知識やマナーは
約10年にわたる会社員経験からくるものです。
そして理系脳で物事を考えることができます。
業界的に常識に欠けた関係者が多いようですが
当院に関しては比較的安心いただけると思います。



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